3月4日の愛媛新聞にホテルの車いす用客室の記事がありました。

愛媛新聞300304

全国のホテルで車いす利用者用の客室を設けているホテルは3割にとどまるそうです。

現在バリアフリー法で50室以上の宿泊施設には1室以上の車椅子利用可能な部屋を設置しなければならないそうです。

昨年道後のホテルのバリアフリートイレを調査した際、確かにバリアフリールームを設置しているところは少なかったです。

(障害者スポーツ大会に備えてバリアフリートイレを設置しているところはソコソコありましたが…。)

東京パラリンピックに備えて増えていくとは思うのですが、ただ増えればよいというだけのものではないようです。

というのも、障がい者団体からは「バリアフリールームは殺風景なことが多く残念」

旅館側からは、「重装備すぎて使いづらく、稼働率が低い要因になっている」と意見があるそうです。

障がい者ある人もない人もどちらも快適に過ごすことのできる部屋というのは難しいものなのでしょうか?


コスト的な面もあるのでしょうが、インクルーシブデザインの観点からみんなで議論してみることも必要ではないかと思う次第です。