「コウノドリ」という産婦人科の病院を舞台としたドラマ(原作はマンガ?)がありましたが、
ドラマが放送されていたころは涙をよく流していました。
生命についても考えさせられました。
私もピアニストになりたいと思いました。(違うか???)
さて今回は出生に関する話題です。
先日参加した日本福祉大学社会福祉セミナーin愛媛の基調講演で知ったことです。
妊婦さんの血液からダウン症など3種類の染色体異常を調べる「新型出生前診断」というものがありますが、約3万人が受けそのうち1.8%の547人が陽性と判断されたそうです。そのうちの何%が人工中絶を選択したと思いますか?
という質問がありました。
何%だと思いますか?
私は70%ぐらいかと予想したのですが、
会場では40%、60%、80%と様々な予想がありました。
実は94%の人が人工中絶を選んだそうです。(新聞記事はこちら)
公演ではこの数字を多いと批判するわけでもなく、いろいろな考えの人がいることの例としてあげられたのですが、正直驚きました。
でももし出生前に自分の子供がそうだと分かると・・・。
確かに障がいのある子を育てることは大変なことも多々ありそうです。
理不尽なこともきっとまだまだ数多く…。
けれどももし生まれてきた子が発達障がいのある子、あるいはいろいろな食物アレルギーを持つ子だったとすると…
同じように大変だと思います。
私の結論は、とりあえず新型出生前診断は受けない!ということ
そしてもうひとつ、大切なことは
障がいがあろうとなかろうと、受け入れられる社会を作る
ということだということです。
この新型出生前診断は臨床研修を修了し、一般診療として実施されるそうです。
命の選択はともかく
その子の将来が心配である、あるいは障害のある子を持つ兄弟や家族が差別されることを心配して中絶をするという選択をすることはなくしたいと思うのです。
障がいがあっても受け入れられる社会、
自立することのできる社会
そして誰もが幸せを目指せる社会
そんな社会づくりを目指すのが福祉(福祉士)の仕事だと思うのです。
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