土曜日曜計4回人生初の演劇の舞台に立ってきました。
ちょこっと出演でセリフも少ないにも関わらず
千秋楽にセリフを言うのを忘れ、なんとも言えぬ間ができてしまいましたが私なりに精一杯やりました。
私の役は会社をリストラされたお父さん(アリ)だったのですが、
演劇を終え、観客を見送る際に
本当に人生終わったかのように思えました
との声を頂き、
よかった~!
実人生で3回ぐらいは終わってますから(笑)
それが役に立ったのでしょう。
(ある意味それを見抜いた演出家はさすが!と言えるのでしょう。)
人生何事も無駄なものはありません!!
今回私が最も苦手とするものにチャレンジしました。
一度だけ違う自分を表現してみたいというちょっとした好奇心(←これは叶えられませんでしたが…)
それに対して周りは演劇に情熱をかける人たちばかり。
想いの差は天と地なみ。
更に私の身体は(年齢を重ねてきたこともあり)全く思うように動いてくれません。
もうひとつおまけに私は人とのコミュニケーションが大の苦手。
大変肩身の狭い状況にどんどん追いやられる中で練習に取り組んできました。
それ故にそれほど人にも声をかけなかったのですが、1人だけ私が支援をしている人を招待しました。
2週間ほど前面談で彼は言いました。
これまでずっと病気(障がい)で悩まされて来た分、精神的に解放され来た今、(もう一度)自分を表現できる場に身を置いて一発当てたいんだ。と。
それも分からなくはありません。
けれども正直それが可能か、その想いが果たせるかというと・・・。
彼は粗さはありますが、コツコツ仕事をします。
けれどもこれまでに履歴書に書ききれないほど何度も転職を繰り返してきました。
それ故に再就職してはゼロから積み上げ、それを崩してまた一から積み上げていかなければならないというはめに陥っていました。
そして就労支援の事業所から現在の会社に就職して2年が経とうとしています。
彼が演劇を観てどう思ったか分かりません。
私なりに彼に(直接的な言葉でなく)伝えることは伝えたつもりです。
どのような結論を彼が出そうと、人生に無駄なことはないと信じることにしたいと思います。
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