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かつて重症心身障がい児者の在宅支援のコーディネーターをした際に実施した企画のひとつ

重症児者の家族支援をテーマにした療育キャンプ(デイキャンプ)の最後にみんなで撮った写真です。

(デイキャンプといっても室内ですが…。)

午前中はみんなでカレー作りをし、午後からは親はワークショップ、子供たちは太鼓の演奏やレクリエーションをして楽しみました。

大学生にボランティアとして手伝ってもらい、賑やかに過ごした1日でした。


手伝ってくれた大学生にアンケートに答えてもらったのですが、その中にあった回答のひとつです。

このような催しには初めて参加しましたが、自分の思っていたよりも、ずっと自然に障害児者やその家族の方とコミュニケーションを取ることができました。

私は当日までいったいどのようにして話したらよいのか分からず不安を抱えていましたが、いざお会いするとその答えはすぐにわかり、そしてとても簡単なものでした。分かったというよりも教えてもらったという方が正しいかもしれません。

ある同じ年の女の子が、私を見るなり手を伸ばし、ハグをしてくれました。そして一緒にいる間ずっと私の手を握り締めてくれ、彼女が強く握れば握り返し、また私が強く握れば彼女も握り返してくれました。

彼女は話すことも聞くこともできませんが、言葉がなくとも通じ合えるとはこのことで、こちらを笑顔にしてくれるとは、この感覚なのだなと実感することができました。またこのような機会があれば、ぜひ参加をしたいと思いました。




「障がい者を理解する」などと言うと、小難しいことをとか、その専門家からの押し付けなどのように感じるかもしれませんが、本来もっとシンプルで、ごくごく自然なことなのです。

もちろん中にはかかわるのが大変な人もいるでしょうが、それは一般の人にも言えること。

一緒に食べ、一緒に遊び、笑い、一緒に何かをすることで、ごくごく自然に分かりあっていけるのです。

それを教えてくれた1日でした。